ChicagoCambridge Theatre

CHICAGO
シカゴ


今回は、日本での公演のニュースを受けて、ミュージカル「シカゴ」のご紹介です!!

日本ではすでに2002年の映画でおなじみ。ですが、もっと舞台版のことも知ってもらいたい!! 舞台版のスタイリッシュさを皆さんにも味わってもらいたい!! ということで、見に行ったのはだいぶ前なのですがわざわざご紹介します。

あらすじは、1920年代の米・シカゴで、殺人の罪で刑務所に収容された女性が、あの手この手を使って無実とヴォードヴィル・ショーのスターにのし上がっていくというハチャメチャな話…ですが、これは実は実話をもとにしているそう。

さて、なんといっても見どころは、ボブ・フォッシーのオリジナルを極力再現した、セクシーかつスタイリッシュなダンス!!! この作品はリバイバルですが、振付にフォッシーの愛弟子&元愛人だったアン・ラインキングを迎え、完全にオリジナルを再現しつつ、スタイリッシュさを加えています。

ボブ・フォッシーはもう亡くなっていますが、彼の作品・振り付けは今でも色あせることなく、多くのミュージカルダンサーのあこがれです。彼は舞台・テレビ・映画の3つのフィールドで活躍し、同じ年にそれらを代表する賞、トニー賞、エミー賞、アカデミー賞を受賞するという偉業を成し遂げた人でもあります。有名なのはやはり映画で、「キャバレー」の振り付け・演出でしょうか。

とにかく、セクシーさが売りのフォッシー・ダンス。オリジナルの「シカゴ」では、本物のエロスを舞台に、ということで、セクシーすぎと批判が出たのですが、このリバイバル版では、とってもスタイリッシュに仕上がっています!! なんと言っても、演出がまたスタイリッシュ!! 映画とは全く違い、出演者はオール・黒の衣装。主役二人は囚人なのに黒いミニドレス。そしてコーラスは、囚人からパパラッチ記者、医者など多くの役を使い分けるというのに、黒いスタイリッシュな衣装だけですべての舞台を通します。そして普段はオーケストラピットにいるジャズバンドがなんと舞台上に!! というわけで、こった舞台装置も何にもありません。あるのは椅子だけ。なんとお金がかかってない舞台でしょう。なのにもう10年以上もロングランしている化け物ミュージカルです。

セクシーでスタイリッシュなのは振り付けだけではありません。音楽もその一つ。特に冒頭のヴェルマが歌う「オール・ザット・ジャズ」は、ミュージカル女優のあこがれ。映画「シカゴ」ではロキシーの活躍にスポットが当てられていましたが、「シカゴ」と聞いたら、ミュージカルファンはとにかくヴェルマなのです。ヴェルマの歌う「オール・ザット・ジャズ」なのです!! 振り付けも伴ったその曲のカッコよさはもう…見ていただくしかない!! 私も、10年前のトニー賞のテレビ中継で、そのナンバーだけを見て以来この作品のファンに。

それがこちら! 


オリジナルのヴェルマ役ニューワースと、ロキシーを演じたフォッシーの直弟子ラインキングは最高。ちなみにロキシー役はフォッシーの妻であるグウェン・ヴァードンが初演しました。シカゴ・リバイバルの後も、この妻と愛人の二人はフォッシー作品をともに未来に残そうと協力しています。

ウェストエンドやブロードウェイではたいていキャストは実力俳優が選ばれるのですが、最近のシカゴはロングラン対策のためか、ネームバリューがある人が出演するのも話題のタネとなっています。

主役の二人はたいてい、ロキシーが有名俳優、ヴェルマは実力で選ばれた俳優、と相場が決まっている感じ。ビリー役やママ・モートン役にも著名な俳優が選ばれるときもあります。

しかしこれには実は賛否両論。ネームバリューがあるからと言って実力がともなっているかと言われれば、そうでない時もあるからです。オズボーン一家の娘、ケリー・オズボーンがママ・モートンに選ばれた時は舞台の出来はさんざんとのうわさが流れたものの、(実際カンパニーに入ってる人から聞いた話では、ほんとに最悪だったとか…。)ケイト・モスなどのセレブの交友関係の人たちがこぞって観劇に訪れ、話題づくりには最適でした。

ちなみにちょうど今週で終わるのですが、ママ・モートン役でイギリスの有名オーディション番組、「X Factor」で決勝まで残ったブレンダが出演していました。私は決勝メンバーの中で彼女を応援していたので見たかったのですが…。残念。またでてくれることを期待します。評判は上々でした。

ただいまウェストエンドのChicagoプロダクションは10周年記念中。以前出演した有名人がまた舞台に出たり、なんてことをしているようです。皆さん、ロンドンでなんでもいいから一つミュージカルを見たいと迷っていたら、ぜひこの舞台をお勧めします!!

それでは、日本版プロダクションへの超個人的な意見の独り言や観劇の感想は下からどうぞ〜。


↓レビューを見たい人も、見たくない人も、ページ移動の前にクリック!!
人気ブログランキング
Apollo Victoria theatre15 Sep 2007 Apollo Victoria Theatre

Wicked
ウィキッド


ミュージカル「ウィキッド」を見てきました!!

このお話は「オズの魔法使い」のもうひとつのエピソード。実は南の魔女グリンダと西の魔女が友達だったという話。日本では劇団四季が最近日本語版を上演し始めました。



2004年のトニー賞では惜しくも最優秀賞を逃したものの、大掛かりな仕掛けと二人の若手実力派女優のダブル主演で話題をさらった作品。この作品でトニー賞を受賞したイディーナ・メンゼルは、このウィキッドのロンドン幕開けでも再びエルファバ役で舞台に立ち、そのパワフルな声でロンドンの観客を魅了。あっという間にロンドンでナンバーワンの作品に輝きました。

とにかく舞台が豪華。ブロードウェイの舞台もディズニーの登場以来さらに華やかさが増していますが、まさにその代表。この作品はユニバーサル映画が超高額な出資で作り上げた舞台で、映画のオズの世界に負けず劣らない世界を生で見ることができます。特にエメラルドシティの世界は緑色だけなのになんともきらびやかで豪華なシーンに仕上がっています。まるでディズニーや遊園地のショー見ている感じ。

しかし一押しのポイントはやはり歌。とにかくエルファバ役は、ミュージカル女優冥利に尽きるといってもいいくらい聞かせどころが多く、また実力が必要な役。イディーナのあとではかなり比べられてしまうのでは、と懸念していた現在のエルファバ役の女優もすばらしい声の持ち主。加えてグリンダ役の女優も、オリジナルキャストのクリスティン・チェノウェスといい勝負の個性的な声の持ち主で、コミカルな演技も面白い。

去年の11月のオープン以来、いまだにナンバーワンの人気を誇るこの作品。客席の盛り上がりも他のミュージカルとは段違い。一曲終わるごとに歓声が沸き起こり、主役の二人の人気もハンパじゃありません。

チケットを取るのも難しく、Half Price Ticket shopでもまだ高いところが多い。この劇場でも最前列が25ポンドとお得なシートがありますが、かなり早めに行かないと取れないです。私は今回は半額チケット屋で25ポンドのサークル席を公演2時間前に購入。といってもこの劇場は2階までしかなく、ストールとサークルのどちらか。サークル席の奥行きもわりと広く、実際は店で図で教えてもらった場所よりもかなり舞台から遠かった。それでも25ポンド台でゲットできただけでもラッキーなほうだったかも。

今は日本でも見ることができるし、原作本もあるので予習が可能です。ダンスよりも歌で見せる作品なので、英語がわからない人はあらすじを予習しておくとより作品を楽しめます!


こちらの映像でちら見できます。

一番の見せ場、Defying Gravity(トニー賞授賞式より、オリジナルブロードウェイキャスト)



その他いろいろみれる予告編。




How to Get There

Apollo Victoria Theatre
http://www.wickedthemusical.co.uk/home.php
Victoria Station(Circle, District,Victoria Line, BR)
30 secs by foot
*この劇場でも最前列の席が25ポンドで売っています。Day Seatと書いていたのでたぶん当日のみの販売だと思いますが、ちょっとよくわかりません…。気になる人は劇場へ問い合わせてみて。かなりお得な席です。
Farewell!!前回のチムチムチェリーつながりで、メリーポピンズのご紹介。
見たのはだいぶ前なのですが、ついに千秋楽が決定したということで、まだ見てない方にご紹介。

原作本もありますが、もちろん今回の元になっているのはディズニーの名作映画。舞台版ということで、映画版とはちょっと違ったストーリーの流れになっていますが、あの名曲はもちろん、新曲も加わっています。

注目なのが豪華なスタッフ陣。プロデューサーはレ・ミゼラブルやキャッツ、オペラ座の怪人などを生み出したマッキントッシュ。そして振り付けと共同演出として参加しているのが、マシュー・ボーン。彼は近年男が踊る白鳥の湖などを振付けてコンテンポラリーの世界でかなり注目されている人。ロンドンでも毎年彼の作品が上演されています。彼は他にもリバイバルミュージカルの振り付けをしましたが、今回このメリー・ポピンズの振り付けでオリビエ賞(Westendのトニー賞に値する)を受賞しました。

劇場ボーンの奇才な振り付けはどのシーンでも発揮されていますが、ダンスシーンとして見逃せないのはやはり屋根の上で煙突掃除夫たちが踊る「ステップインタイム」のシーン。迫力あるタップダンスが見ものです。もうひとつ見逃せないのはやっぱり魔法のシーン。最初にメリーが風とともに降り立つシーンから、皆さんは彼女の魔法の世界に引き込まれるでしょう。

千秋楽は2008年の1月12日。今後ロンドンにくる予定のある方は、ぜひ物語の舞台となったこのロンドンで見てはいかがでしょうか!?

見に行きたくなったらクリック!!↓
人気ブログランキング 

こちらで少し舞台の様子が見られます。



あの名シーンをお試しあれ。

BBCより「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」



2007年度トニー賞授賞式より「Step in Time」と新曲



私の個人的な感想は下からどうぞ。これだけ言っといて結構辛口なので、これから見る方はお避けください。
lordofthering18, May, 2007 Theatre Royal Drury Lane

The Lord of The Rings
ロード・オブ・ザ・リング


ついにファンタジーブームもミュージカルの世界までやってきました。トールキンの指輪物語のミュージカル版です。ホビットの風貌や、ガンダルフ、サルマンなど映画に類似している箇所があるので映画版が元になっているのかも。

こんな作品です。




あらすじは上にも書いたように皆さんご存知のあのお話。とてつもない魔力を持つ指輪を、魔物の手に渡さずに火山に捨てに行くお話。私もこの話が舞台になると聞いて、「え? 第1部まで?」とか思いましたが、なんとちゃんと映画で言うパート1から3まで全話をやります。あの長い話をどうやって2時間半で!? と思うでしょうが、まあ実際はやはり長くなって、約3時間の3幕構成です。(2幕と3幕の休憩は5分ほどで客席からは立てない。)

見所はやはりファンタジーだけあって、いろいろな仕掛け、そして壮大な舞台装置。とにかく豪華です。首のない黒騎士や、指輪の魔力で姿を消すシーンなど、演出に注目。音楽は映画のエンヤを連想させるアイリッシュチックなもの。よりドラマチックに仕上げます。ダンスのほうもアイリッシュのようなリズムのある楽しい曲です。

hobbit観劇される方に一言アドバイス!! ぜひぜひ、7時15分には劇場へついてください!! 開演15分前からもうすでにストーリーは始まっているのです…! なんとホビットたちが客席に下りて祭りで使う蛍(?)を捕まえようと奮闘しています。ステージの近くだけといわず、かなり奥のほうまで降りて観客とからんでくれます。あなたの頭にもホビットたちの網がかかるかも?

もうひとつおまけのアドバイス。チケットが取れなかったという方、ぜひ劇場へ言って聞いてみてください。その日のスタンバイチケットが出ています。(スタンバイとは違うのかも? ソワレだったけど、並ばずに朝には買えました。プレヴュー期間だったからかもしれません。)私は最前列の50ポンドの席を20ポンドでゲット!! どの席かはその日によって違うようですが、あきらめないで!!

見に行きたくなったらワンクリック。↓
人気ブログランキング 

Reviewが見たい方はこの先へどうぞ。
biily elliot14, May, 2007 Victoria Palace Theatre

Billy Elliot - The Musical
リトルダンサー


Music by Elton John Books and Lyrics by Lee Hall

大人気だった映画「リトル・ダンサー」のミュージカル版。エルトン・ジョンが音楽を担当。ひさびさのWest End オリジナルのヒット作!




こんな作品です。




あらすじは、80年代の北イングランドで、ボクシングをやっている男の子がひそかにバレエを始める、というストーリー。ストライキの渦中にある父親と兄に反対されつつもダンスへの情熱を訴え、街の人々も巻き込んでロイヤルバレエの入試を受けに行く。…と、こういう風に書くとシリアスな雰囲気だけど、(映画も結構シリアスだけど)舞台版はコメディーといっても過言ではないほど、笑いが耐えない楽しい舞台です!!

biily elliot2見所はやはりダンスシーン!! バレエはもちろん、映画版でビリーが披露したタップもあります!! そして、巧みな演出。ストライキやバレエのレッスンシーンをうまく交えて、大きな場面転換もなくスムーズに話を映画どおりに運びます。私が注目してほしい点はアンサンブルダンサーたち。特にバレエガールズは影の主役。皆さん微笑んでしまうこと間違いなし。

主役のビリーは現在4、5人体制。オリジナルキャストは映画のビリーによく似た風貌の子達だったけれど、最近では中国系の子や、黒人のビリーも。でも舞台では外見なんて関係ないのです。選ばれたビリーは歌もダンスも超一級。

さて、このミュージカル、来年にはついにブロードウェイ上陸。一足早くシドニーでもオープンするらしいです。今ならロンドンのみの公開!! 「ロンドン」のオリジナルのミュージカルを見たいならまさにお勧めの作品です!

今も人気の作品ですが、Half Price ticket shopで手に入らなかったという人にお勧めなのが、劇場で買う一階最前列の席。この劇場はオーケストラピットの上までステージがあり、最前列だと見上げる体制になり奥が見えない状態。真ん中よりだとさらに指揮者が。だけどその分、役者たちの表情が手に取るようにわかります。客席へ降りるパフォーマンスもあり、役者たちもステージぎりぎりまで出てくれるので大満足。これで25ポンドです。わりと知られてないので当日に劇場で買えることも。ぜひお試しください。

見に行きたくなったらワンクリック。↓
人気ブログランキング 



Reviewが見たい方はこの先へどうぞ。