先週末、働いていた場所の目の前を何千人もの人がデモ行進しました。

tamil demo


デモは何回かビッグベンの前で見たことありますが、こんなに大きな規模は初めて。ロンドンの人たちにとっても異例だったと思います。それくらいすごい人でした。



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彼らはスリランカのタミル人。

お恥ずかしいことですが、スリランカが内戦していたことも知りませんでした。

スリランカは二つの王国が一つになったもので、シンハラ族とタミル族がいます。タミル族はセイロン島の北部に住んでいるのみで、スリランカの大部分はシンハラ族が占めています。

スリランカがイギリスによって統一されてからというもの(それまでもあったかもだけど)、タミル族はシンハラ族による迫害を受けていたそう。イギリスから独立した後もそれは続き、タミル族は武力でゲリラ戦を開始したそうです。


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この間その内戦が終結しました。このデモを行ったタミル人たちはAsylum Seekerといって、スリランカから亡命してきた人たち。内戦が終わったということになれば国へ帰らなくてはいけないのかというと…ちょっと定かではありませんが。内戦が終わったのになぜデモをしているかというと、イランと同じで、内戦後の政府をイギリスが助けようとしてるらしいのですね。シンハラ側の政府を。それを助けるな、ということらしいんです。スリランカのセイロンティーや、スリランカ産の服を買わないよう、スリランカへの観光を避けるよう呼びかけていました。そのお金がスリランカ政府を助ける、つまりはタミル人迫害へつながる、ということらしいです。

この写真には映ってませんが、でも行進の先頭はちょっと衝撃的だった。格子鉄線に囲まれた人たちが、包帯を巻いて、赤いインクで血のメイクをしてるんです。ふりをしてるんだとわかってても、ちょっと見ていて痛々しかった。ああいう光景が実際にあったらしいです。

このデモでは大量のチラシが配られ、それを読んで私もこのスリランカのことを学びました。先月からだけでも毎日1000人のタミル人たちが死んだという事実は本当にショック。

だけど、昨日今日でインターネットでちょろっと調べただけの私がどうこう言うことはできない。やっぱり長い歴史の中で悪い空気が積もり重なっておこったことなのだから。…そう思ってスリランカ出身の友達に聞いてみたけど、彼女はシンハラ族のほうだったので、あまり語りたくもない感じでしたので、それ以上聞けませんでした。

どちらにも戦う理由があるのはわかりますが…。歴史をよく知らない私がこの表面的な情報だけでどちらを支持する、なんて言えない。ただただ、平和を願うばかりです。


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デモには子供も赤ちゃんも参加。


世界に出ると、こういった場面を実際に目で見ることで学ぶ機会が増えます。世界史の授業ではほんと、単語の暗記ばっかりで何にも興味を持てなかったのに、前回のクロアチアのスラブ問題といい、今回のスリランカのことといい、自分で興味を持って自発的に調べられる。

日々勉強のロンドン生活です。


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