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ミュージカルや舞台の話題が続いているここらで、舞台に出てる人たちの話なんかをしちゃおうかと。
かくいう私もめちゃめちゃ精通してるってわけじゃないですが。
West Endのダンサーのお話。

私のバイトの同僚がWest endのダンサーでして、彼からいろいろ聞けるのが結構楽しい毎日です。

私の同僚というからに、彼はプロのダンサーであって、今はダンサーではありません。まだどこのミュージカルカンパニーとも契約がないので、うちの店で働きながらオーディションを受ける毎日なのです。

ブロードウェイと並ぶミュージカルの本場、ウェストエンド。競争率もハンパじゃありません。
ウェストエンドに数ある劇場、UK全土の都市での劇場、そしてUKツアーカンパニー、いくつもカンパニーがあるというのに職がないダンサーは多いのです。

もちろん彼も生活のために、テレビの単発の仕事なんかのオーディションも受けます。たった5分の出演のために8人ほどのダンサーを選ぶのに何十人もの応募者...。
ウェストエンドのカンパニーに入ろうと思ったらそれこそ100倍の確率です。

だけどやっぱり憧れのミュージカルの本場。オーディションなんかでは有名振付家の振りうつしとかもあったりするし、それはそれで勉強になるはず。
こないだその友達に、「私も『シカゴ』のオーディション受けてみたいな~。フォッシーの振り付け踊ってみたい! 記念受験で!!」などとのたまってみたら、
「あ、無理だね。」
と、一蹴されました。

無理!? やっぱり!? 私みたいなペーペーなんか、やっぱ書類審査で落とされるかー。
と思いきや、どうやらそうではないらしい。
なんと、ここロンドンでは、オーディションを受けるにはまずエージェンシーに入らなくてはだめなんだそうですよ。
エージェンシーを介して、皆さんオーディションの情報を得るらしいんですね。
じゃあエージェンシーに登録すりゃいいのかというと、そうも簡単にはいかないらしい。
日本の劇団ひまわりやエキストラの事務所なんかと違い、ここロンドンのエージェンシーに入るには芸術学校を卒業していないとだめらしいんですね。そこでエージェンシーから申し入れがあるのか、自分からアピるのか、その辺は聞いてなかったけど、とにかくまず芸術学校なんですって。
だから芸術学校を出ていない私には、オーディションがあるのかさえわからない、ということなんだそうですよ。

どこかで英国の俳優連盟(?みたいな組合?)は厳しいと聞いたけど、こういうことなんですねー。よそ者は受け付けない。
だけど幅広くダンサーを応募したいときには、ごくごくたまーにオープンオーディションがあるそうな。
「シカゴ」は去年オープンであったらしい。最近では「ヨセフとテクニカラーの不思議なコート」と「グリース」が、テレビ局の番組もかねて国内で幅広くオープンオーディションを開始。オープンであればド素人であれども応募できるというわけです。

さて、このオーディションに受かると、ウエストエンドでロングランしているミュージカルであれば大体9ヶ月契約だそうな。しかもダンサー、体力を使う仕事というのもあるのか(?)、給料はものすごいいいらしいですよ...。
ミュージカルカンパニーは大体4,5人のSwingと呼ばれる代役専門の人がいます。
彼らは代役専門なので、普段舞台に出ることはありません。ですが、常に5,6通りの役を覚えていなければならないし、万が一の場合に備えて常に舞台に待機してなければなりません。
そんな彼ら、たとえ一回も舞台に立たないとしても、普通にお給料がもらえるのですよ! 万が一出ることがあればExtra moneyが。
とある日本のカンパニーでは、舞台に出た人しかお金がもらえないと聞いたので、すごく感心。でも、よく考えてみたらこれが普通やないかと。ダンサーだって生活があるんだから。

ここでたくさんのダンサーたちに会いました。
その同僚をはじめ、日本からダンス留学に来てる人達も。
特に、海外からきたダンスをやりたいという人たちには仕事を取る以前にビザの問題が発生します。
いや、正確には仕事を取ったあとだけど。
せっかくオーディションで残っても、ビザがおりなかったり、カンパニーがめんどくさがって外人を採らないという話は多いです。そこで勝ち抜いていくことはほんとに本気で大変です。
だけどそのぶん勝ち残った外国人ダンサーの実力は紛れもない本物だということ。
そしてその分激しい競争率にもかかわらず、このヨーロッパでがんばっているAsian Dancersは多い。みんな夢に向かって突き進んでます。

でも、こっちの人たちってあきれるほどPositive thinking。
どう見たって無理ちゃうかって人だって自分に自信を持ってがんばってるし、途方もない夢を語ったって、周りの人たちは悲観的な言葉を投げつけない。
もちろんこれはお国の違いではなくって個人の問題だけど、それでも日本の人たちよりはそういう人が多い気がするんだなー。

そんな人たちに囲まれてる私は幸せだなー、と日々感じて夢に向かって精進しております。
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