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相方さんがおフランスに帰っているので、心おきなくブログを更新できます。うへ。


さて、前回も言いましたが、ロンドンはただいま初秋の涼風に満ち満ちております。まだ8月なのになー、ジャケットが必要です。秋物の服も取り出し始めました。しかし9月が終わるまでにあと一回は夏の雰囲気を味わいたいところです。

ロンドンに来て最初の年はそうでもなかったと思うのだけれど、最近はめっきり四季を感じることがなくなりました。

夏はこのとおり、あっという間に終わってしまったし、

秋はこれまた瞬時に過ぎ去って、

いつの間にやら冬に突入。そして長い冬を終えたあとに。。。

これまた一瞬の春の季節。


四季があるっちゃあるけどね。ロンドンの大都市で忙しくしていると、軽く見逃してしまいそうなほどに早足で季節が過ぎ去ってゆきます。

なんだか生活にゆとりがない感じがします。。。もっと季節を感じていたいな。


と、急に言い出しましたのも、今相方さんがいないので、自分の時間にどっぷり浸れ、日本物に触れることができるからです。

で、最近こんな素敵な作品と出会いました。

「オチビサン」。

ochibisan
(お借りしました。)


もともと安野モヨコ先生のファンで、ストーリーはともかく、彼女の絵、特に女の子が大好き。でもずば抜けて素敵だと思うのは彼女のセンス。

ガーリーな作品が多くて、特に物のチョイスが好き。女の子らしい単語がずらりとならび、その響きのかわいさとセンスのよさ、それがかわいい絵と並ぶと、ほうっとしてしまいます。

もとからだったのですが、最近は特に和風傾向が多くて、それがかなり影響されて出てきているのがこの「オチビサン」。朝日新聞で連載されているようですが、私がこの作品を知ったのはつい先日のこと。実家は朝日新聞を読んでるので、今読めないことが悔やまれます。。。

公式サイトでお試しで読ませてもらいました。とってもかわいくって、そして何より風雅!! かわいい絵もそうだけど、色使い、見せ方、やっぱりセンスがよいのです。そして季節を感じるストーリー。このトピックの選び方もセンスがよい。


わたしはこういう季節感を感じる話が大好きで、そのベースはこの作品からきています。

「小さな恋のものがたり」。

chiisanakoinomonogatari
(お借りしました。)


チッチとサリーの恋の話も好きだけど、それよりなにより季節感を感じるエピソードが好き。主人公のチッチが野の花なんかが大好きで、いろんなエピソードに、れんげの花やスミレの花、オオイヌノフグリ、ねこやなぎ、キンモクセイなどが彩っています。

私も野の花が大好き。花そのものを楽しむというよりは、そういう野の花に囲まれた環境が好き。

私は京都にすごく近い滋賀の出身ですが、そこはけっこう街中で、小さいころに転校してちょっと住んだ東京の田舎町のほうが実は田んぼとか空き地とか、野の花にあふれる環境だったのです。

東京に引っ越すというと、すっごい大都会を想像したのですが、私が引っ越した府中は当時全然そうではなく、マンションに住んではいましたが、学校の回りは、春先はれんげ畑になる田んぼに囲まれていたり、ドラえもんに出てきそうな土管のある空き地があったりして、自然と親しんでいました。特に春は、つくしを見つけたり、れんげで花輪を作ったり、へびいちごをとっておままごとしたりって、すごく楽しかったな。

東京のそんな田舎風景も、チッチの世界と重なったりして私にはすごくいい時間でした。今はもうその空き地も全部つぶれてしまっているそうで、すごくさみしいです。


あと、ついでにいってしまうと、小さいころに読み倒した「クレヨン王国シリーズ」。

crayon kingdom

児童書ですが、大人になってから読んでも全然楽しめた。(というか、そのほうが理解できるかも。)クレヨン王国は人間の世界の自然と深くつながっている、という設定なので自然の描写がたくさん。特に「七つの森」というエピソードがすきなのですが、夏休みの森というそそられる舞台で、いろんな木や鳥や動物の名前が出てきて、特に木や鳥なんか、どんな木なのかわかってないのに想像して楽しめました。自然の描写もとても繊細で美しかったので容易に想像できたんです。

描写が素晴らしいといえば、上記のどの作品も、食べ物の描写がすごくいいんだよね...。いまだに人生で食べたいものナンバーワンは、「クレヨン王国のおよめさん」に出てくるパフェです。この世にはないとわかっているのに描写がリアルすぎて...食べたい!! 花より団子ですね。でも食べ物からも季節を感じられるってことで。



こうしてみると、やっぱり日本は季節を感じるものがたくさんあるなあと思います。これはやっぱり風雅を極めた平安の時代からなのでしょうかね、季節を感じようとする日本人の心が、たくさんの季節を感じる文化を生み出していて、どの季節に何でもそろう今の時代でも、日本人はそういうのを大切にしていると思います。

今とっても日本が恋しいです。日本の「もの」も恋しいけど、日本のそういう季節感が恋しい。今の季節だったら、線香花火や、消えゆく蝉の声と入れ替わる鈴虫の声、夕立のあとの涼しさに秋を感じたりしたい。


gion


ロンドンではそういうのがまったくないんですよね...。いや、あるのでしょう。私がイギリス文化にまだ深く入り込んでないのでそういう知識がないだけなんでしょうが、やっぱりロンドンという大都会に住んでると、見逃しがちです。これがちょっとでも田舎に行くとそうではないんだろうな。


でもやっぱり日本人だもの! 季節を感じたい!! そんな敏感な変化を感じられる生活のゆとりを持ちたい! 

…というのを肝に銘じて、ロンドンの季節を写真におさめてゆきたいと思ったのでした。...まずはやっぱり、わかりやすいところで、花から、かな?



↓今度帰ったら、「オチビサン」かって帰ろうかな...。
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