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5, Feb, 2011 Sadler's Wells

ABTの来英公演のミックスプロ、テーマとバリエーション/リラの園/カンパニーB
を、見てきました!

ABT



最近は病院やら自分が踊るほうやらで忙しくて、
チケットを取るのがめんどくさくて、
全然バレエは見ていませんでした!

一応公演はチェックするのですが。

で、この公演もチェックはしていて、ちょうどこのミックスプロも見たかったんです。
が、ものの見事に忘れてまして、気がついたらもう公演中。
こりゃもう売り切れだろうなーと思っていたら、
友達が急にいけなくなってしまい、チケットを譲ってもらえることに!

15ポンドの席だったけど、10ポンドにまけてくれた上に、
2階のど真ん中! 安いわりにはいい席でした!


今回のプロでは、ABTにゆかりの深いチューダーの「リラの園」が見てみたかったのが最大の理由。
彼の「葉は色あせて」でのパ・ド・ドゥがとても気に入ったので。

チューダーは、物語をそのまま踊るのではなく、
キャラクターの心情をバレエで表しています。
なので、観客は物語をたどっていくのではなく、
登場人物たちの心の中、心の絡み合いを見ていくことになります。
ダンスによる表現の見所だといえます。

この作品では、政略結婚されそうになっているキャロラインの婚約パーティーで、
恋人をあきらめきれないキャロライン、
キャロラインが婚約者といる現実を突きつけられる恋人、
キャロラインの婚約者と、その愛人、
この4人の思いが婚約パーティー会場であるリラの園で交錯する様子が描かれています。


しかし!!
実は、この公演で一番大好きだったのは、最後のカンパニーBでした!

40年代のザ・アンドリュー・シスターズが歌う、
ノリのいいブギウギサウンドにのって、
ダンサーたちがはじけ飛んでいました!

ロビンスの「ウェスト・サイド・ストーリー」のような、
ミュージカルとバレエを一体化したような、
キレのある楽しいジャズィーな動き!

これはダンサーもかわいい40年代のヴィンテージルックで、
往年の黄金期のミュージカル映画を見ているような、
そんな錯覚を覚えます。

楽しいだけでは娯楽作品になってしまいがちですが、
この作品は第2時世界大戦中の人々の心情を歌ったといわれる
アンドリュー・シスターズの曲を使っていて、
ところどころに戦争の影がちらつきます。
とはいえ、やっぱり見所ははじける楽しいダンスです!!



サンフランシスコバレエのものですが、Company Bから抜粋。


そして、バランシンの「テーマとバリエーション」。
アメリカといえばバランシンの定番バレエ。


あと、おまけでラトマンスキー振付の「くるみ割り人形」パ・ド・ドゥ。
去年のクリスマスに初演されたばかりの新振付で、
今回の予定プログラムにも載っておらず、うれしいサプライズとなりました。


ABTは近く日本にも来日するそうで、
カンパニーBも上演されるので、ぜひぜひ見ていただきたい作品です!!


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Pickでは私が見つけたお勧め&かわいいものをPick!


テーマとバリエーション Theme and Variations by Balanchine

Yuriko Kajiya       Daniil Simkin
and artists


昔はダンス・マガジンなんかも購読していて、
誰それがプリンシパルになったとか、移籍したとか、
よくチェックしていたのですが、今ではもう全然わかりません。

ABTは、アナニアシヴィリやフェリが全盛だった頃はチェックしていたのですが、
もうすっかりダンサーの名前がわかりません。

それに加えて、私はアメリカのエンタメ的なバレエがそんなに好きではなく、
(思いっきりエンターテイメントのミュージカルは大好きなんですけど。)
バランシンもそんなに...って感じなので、特に疎くなってしまいました。


私は物語のあるバレエが好きなので、
ダンスのみのバランシンはそこまで興味をそそりません...。

が、うれしいことに、プリンシパルは日本人の加治屋百合子さんでした!

加冶屋さんは、はじめて見たのが10年前くらいのローザンヌだったけど、
今ではソリストになっていて感慨深いですね...。

最初の回転こそおぼつかなかったけど、
セカンドvaからは貫禄ある正確なポワントワークで安心して見られました。
ローザンヌのときのジゼルがとてもはかなげだった印象を吹き消しました。
それでもまだフレッシュさが残っていて、若々しい演技で好感が持てました。

シムキンは最近急上昇な若手らしく?
フレッシュな演技で加冶屋さんと合っていました。
まだ若手なりの頼りなさがあるけど、柔らかな踊りで今後が楽しみ。



リラの園 Jardin aux Lilas by Antony Tudor

CAROLINE Xiomara Reyes
HER LOVER Grant Delong
THE MAN SHE MUST MARRY Roddy Doble
AN EPSODE IN HIS PAST Leann Underwood
and artists


リラの園はチューダーの作品でぜひ見て見たかった作品。

見ていてとても切なくなる、キャラクターたちの心情の交錯。
まるで夢のように現れては消え、現れては消え、密度の濃い時間でした。

ダンサーでよかったのは愛人役のリャーン・アンダーウッド。
長い手足がしなやかに伸びて妖艶でした。



くるみ割り人形よりパ・ド・ドゥ The Nutcracker(Act 2) by Alexei Ratomansky

Veronika Part       Marcelo Gomes


おまけサプライズ?が、ラトマンスキーのくるみ割りのパドドゥ。

ラトマンスキーがボリショイを離れたなんて全然知りませんでしたー。
「明るい小川」でもそうだったけど、
このエンタメ的要素はABTにあってるかもしれませんね。

パドドゥはお得意のダイナミックで流れるようにリフトが続きましたが、
あまりに流れ流れていったのでしまりがなかったような。
ソロもけっこう淡々としていました。
(いや、技術はもちろんすごいですけどね。)
遠くから見たからそう思っただけかな...。
やはり抜粋だけでなく、ぜひぜひ全幕で見たいです。

ヴェロニカ・パルトは大人っぽいのでくるみ割りって印象ではなかったのですが、
金平糖の女王様、ってことを考えるとしっくりくるのですが、
どうやら大人になったクララのようで。
一幕では子供が演じてるらしいので、えらい大きくなったな~。と思ってしまいました。
でも伸びやかでみずみずしい動きから成長したクララの成熟さが見えました。



同じキャストのリハシーンがありました!


カンパニー B Company B by Paul Taylor


BEIMIR BIST DU SCHON Full Cast
PENNYSILVANIA POLKA Maria Riccetto, Tobin Eason
TICO-TICO Mikhail Ilyin
OH JOHNNY, OH JOHNNY, OH! Carlos Lopez with cast women
I CAN DREAM, CAN'T I? Gillian Murphy
JOSEPH! JOSEPH! Sarah Smith, Lauren Post, Katherine Williams,
                  Roman Zhurbin, Tobin Eason, Carlos Lopez

BOOGIE WOOGIE BUGLE BOY(OF COMPANY B) Joseph Phillips
RUM AND COCA-COLA Luciana Paris with cast men
THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU Jessica Saund, Thomas Forster
BEI MIR BIST DU SCHON Full cast


すいません、他の作品のレビューがおざなりって感じですが、
それはこの作品がBlew my mind!!!!だったからです!!

とにかく私、この年代の音楽に弱くて、
それでもってバレエダンサーが踊りまくるスウィングダンス!
とっても私のツボでした!


振付家のポール・テイラーって全然知らなかったので、
てっきり新しい振付家の方だと思っていたら、
ぜんぜんベテランの方でしたー!

でも、それで納得。
あの振りは、あの時代を生きていた人じゃないとできないよ!!
(初演は91年ですが。)
やっぱり昔のスタイルを熟知している人でないとできないと思います。


とにかくダンサーがノリノリ!
みんなが楽しんで踊っているのがわかりました。

どの作品もとてもよかったけど、特筆すべきは

カルロス・ロペスとジョセフ・フィリップス、ミハイル・イリインの男性ソリストたち。
特にカルロス・ロペスはお茶目なだて男を好演!
そしてジョセフ・フィリップスは、文字通りはじけまくっていて、
舞台のすみから跳んだりはねたり、劇場中の観客が彼の踊りに見ほれてしまいました。


これを見たらスウィングダンスがしたくなった~!
自分も踊りだしたくなる楽しさです。
これだけでも、ほんとに見に来てよかった!
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